2013年 九州ツーリング 9684さん編
最終更新:2013/5/13 23:15

プロローグ



 前週に新作キャリア←(荷台です)のテストも終え、荷作りも完了、
仕事もなんとかケリを付け、早々午後9時には眠りに着いた96843、

 親分初め、先発隊はすでにフェリーで九州に向かっている

 自分は後追い出発、金沢ー淡路―四国縦断―八幡浜よりフェリーで臼杵、
3日の夕方阿蘇で合流の予定だ

 距離的にいえば800kmほどなので大したこたあねぇ、

 只、バイクがVFRじゃなくてRRなのだ、うーん、腰が不安・・・




5月3日 午前2時、草木も眠る丑三つ時・・

 午前2時に目を覚まし、外を見る・・・「う”、雨降ってるやん(涙)」

 雨雲レーダー見るとこの辺だけみたいなんでそのまま出発することに、

 3時前に出発、「どの辺で止むやろ?」と思いながら 美川ICから高速に、

 しかーし、非常な雨は武生辺りまでしとしと降り続け、そろそろじわっとしみてきた、ハァ、



 やけくそでぶっ飛ばしてきたのであっという間に敦賀着、ココでR27に乗り、
一回目の給油、腹が減ったので吉牛を食べる、
タクシーの運ちゃんの「コイツ楽しそうにツーリングしやがって」の視線が痛い

 ココから小浜ICに向かう、雨は止んだがえらく寒い

 途中の温度計は「3℃」やて、ぐわー

 R27の大型トラックをかわしつつ小浜ICへ、舞鶴道の一番高いとこでは「2℃」・・・・

 トンネルが待ちどうしかったのは、言うまでも無い



 ここらで夜が明け中国道へ、明石海峡大橋を渡り、渦潮に感動しつつ淡路SAに到着、
朝食をと思ったが、すでに大渋滞、(ワシ人混み大の苦手)


 しゃあないので、シールドを、クリアからスモークに替え、給油だけして淡路島を縦断、
次のSAもどきでも渋滞なので食事を取らず、「アーモンドグリコ」を食う、
(ちなみに小豆キャラメルも美味い)
イイおっさんが道端でキャラメルを食っているのは異様だ

 まあまあのペースで高松道を南下、板野ICで降りる、
だいぶんぬくなってきて気持ちがイイ。


 ICをおりて、下道をしばらく走ると右側車線がずーっと埋まっているのだ

 「んー、なんかやな予感・・・」


 その渋滞の先には目指す藍住ICがあった、予感的中、(うれしくねぇ)

 御挨拶して割りこませてもらい、徳島道へ、

 ・・・「四国の山中の高速なんてすっきすきやろ」

  GWなめてましたワシ、

 視界の範囲までずぅっと続く車列、なんか途中に赤いの回した奴もおるし・・(溜息)

 対面通行なんでオイタも出来ず、しばらくはちーんと走る、手首が痛い

 「このままだとフェリーの時間におくれるが」←(マジで焦る)

 赤いのが消えるや否や、猛ダッシュ、オイタしまくりで松山道へ、
ここもかなりの渋滞で2車線区間はまだいいが、
対面区間はずっとOO帯を走る羽目に、
結局終点大洲ICまで渋滞は収まらず下道へ、
みんな何処にいくんやろか?

 しばらく走ると分岐で自分の行くR197の車両がぐっと減った、
ほっとしつつ、八幡浜市に到着、雑然とした田舎漁港だ、


 11時半に、フェリー乗り場に到着、オレンジフェリー12時45分発だ

 バイクはまだ2台しか居ない、

 「なんとか間に合ったな〜しかし腹減った」

 乗船手続き(予約済みなのだ)をして、丁度ターミナルビルの上に食堂があった、

 そこかしこに「名物じゃこ天」の、のぼりが立っていたので決まり!


 おねいさんに「じゃこ天うどん定食」を注文、田舎の食堂の雑然とした雰囲気が心地イイ

 「ちりめんじゃこの天ぷらってかき揚げかな〜?」どんなんやろ?
              ・
              ・
 
  待つこと数分、ノンアルを半分開けたころ、おねいさんが持ってきた


   おねいさん>「ハイ、じゃこ天うどんお待ち!」
          



   96843>「えっ??」・・・


                          つづく





じゃこ天うどん


世の中には知らないことの方が多い


 いかにも定食屋って感じのおねいさんが運んできたじゃこ天うどん

 それを見て少々絶句した96843・・・


 「えっ?さつま揚げのっとるじ?」


 そうなのだ、天ぷらどころか妙にデカイさつま揚げが鎮座している

 じゃこ天<ちりめんじゃこのかき揚げ天ぷらだと思っていた自分


 ・・・「う〜ん、まったくの想定外だこりゃ」


 とりあえずうどんの汁をすする、「うはぁ!めっちゃ美味い」

 アゴ出汁っていうのか、とても美味い

 そして件のさつま揚げをがぶり・・・・

 
 ・・・・・「うまいわコレ(驚」


 そいつはさつま揚げなんかじゃ無く、おそらく小魚のミンチを上げたもの、
熱々のプリプリで小骨も入っていて食感満点なのだ、
そんでこれから出汁も出ているのかうどんともばっちり!


 混んだSAで、ラーメンなんぞ食わなくていかったと一人ほくそ笑む96843であった。

 程なく乗船が始まり(たいがいバイクが先)地図をもって2等客室へ、

 立派なリクライニングシートでしばしの睡眠、(結構混んでたらしく、
座れなかった人は、船外デッキでゴザの上で寝ていた)


 十分睡眠もとれたし、臼杵港から宿の阿蘇までのルートを考察、
しかしたぶんどのルートを走っても楽しいだろうから出たとこ勝負にした、ナハハ

 先発隊の親分にメールを打つと、「高千穂峡でボートに乗ろうと思ったが5時間待ちで心折れた」との事、


 何故にボート?とは思ったが、彼らの意気込みは半端では無かったのだ。
                ↑
         (無駄にアツイおっさん5人)←人のコト言えるか




 午前3時10分に、大分県臼杵港に着岸、「九州来たど〜、(感無量)」


 臼杵は小さい町なので、フェリーから出た車であちこちプチ渋滞(笑

 自分はソロなので、空いてるところをすり抜け街を抜ける、

 何台かのBMWが後を付いてきたので少々オイタをしてちぎってやった、


 3ケタ国道や、県道繋ぎでとりあえずやまなみハイウェイを目指す

 前回迷い捲ったので割りと土地勘が付いたようだ(笑


 竹田の道の駅で先発隊にメール、

 曰く、「只今お茶タイム、大観峰に寄って宿に行きます、たぶん5時半」との返信、


 おぉ、ココからだと多少オイタすれば大観峰で会えるかもってコトで早々に出発、
少々下品に大観峰を目指したのであった。


 96843がO線無視で大観峰目指して走ってる最中、
先発隊はオサレな喫茶店で優雅に茶〜してたそうな、
そんで温泉饅頭にでもしときゃあエエもんを、ケーキなんぞを頼んで又1時間待ち(笑
 どうも先発隊は忍耐の初日だったようだ


 が、96843はそんなこと露知らず、大観峰に着くが誰もおらん・・

 入れ違いで宿に向かったと思い、自分も給油して宿に向かう。


 ・・・ちょっと迷いつつ、無事に「いこいの村 阿蘇」に到着。


 自分の方がチョイ先で着いたみたい、で、程なく先発隊と合流できた。(ほっ


 ・・・なんで遅れたかって?、彼らは明日に向かってある準備を決行していたのだよ、

  ・・・重量車クラブ、恐るべし・・
             ↑
  (ちなみにヤツラは大観峰には行ってなかった、むーん)


 早速皆で湯船に浸かり、宴会場に、今回は食いきれないほど料理が出た、
 いつもながら、親分、しものさんが取る宿は外れが無い


 例によって焼酎が一瓶空き、周りの人々がいなくなったころに部屋に戻る


 ・・・部屋に戻って2次会かと思いきや、早々に寝る準備??


 そこでやすじじさんが一言、


  「9684、明日は5時起き、6時出発で朝練やぞ」


  9684>「え〜??何でけ?」


  ・・先発隊はある重要な決断をしていたのであった・・・

               て、とこで次回

 


 

5月4日  そしておっさんはボートに燃える。


 いえいえ、けっしてボートと言っても競艇では無いっすよ、

 そうそう、あのよく公園なんかでアベックがラブラブで乗っているあれのこと。

 なんであんなものにおっさんたちが燃えるのか、
過ぎ去りし青春をもう一度なのかわからんが、
ともかく早朝5時には全員起きていた・・・



 「おはよッす、」  「う〜す、」  「お・は・よ」 

 言葉少なに黙々と出発準備をするおっさん×6




 全員5時半には駐車場にでて、6時には出発できる体制になった。

 何も言わなくても全員きちんと時間を守る、うちのクラブの凄いトコだ。


 駐車場には別のツーリストのBMW3台も停まっていた

 どっかで見たような〜と思っているとオーナーの人が声を掛けてきた、



 BMWその1の人>「あのー、このRRの方ですか?」

 96843  > 「はい、そうやけど」

 BMWその2の人>「昨日、臼杵でフェリー降りまへんでした?」

 96843   >「えぇ、12;45の便で」


 その1その2、声をそろえて 「あ”〜やっぱり、あのひとや!」


 96843  >「へっ?」


 その1> 「すいすいすり抜けしていかはるんで、私らも丁度ええと、しばらく付いて行ったんですわ」


 その2> 「ほんで街出たんで追い抜こうとしたらアッとゆうまに見えんくなって、
あんなんに付いて行ったら死んでまうわと言っとたんですわ」

 その1> 「いやあ、いつもあんな飛ばすんでっか?」

 96843 >「・・・・・いやいや、宿に急いでたもんで・・(大汗)」


 ちゃーんとお天道様は見ているのだ、ハハ(汗


 そんな彼らと挨拶を交わし、午前6時宿を出発、
すぐさま阿蘇山中腹にて記念撮影、眺めもサイコー、気持ちいいったらありゃしない


 そのあとは草千里、山頂経由で 目指すは競艇(じゃなく)ボート乗り場、


 早朝なのにかなりの人出だ、そんなにそのボートは人々を熱狂させるのか?

 駐車場にバイクを止めるや否や、ヤスジジさんが受付へ猛ダッシュ!(今回最年長です)


 しかしながらすでに受付には長蛇の列、うーむ、熱すぎるぜ


 そして受付には「只今より2時間待ち」の看板が・・・


 列に着いたヤスジジさんのところに行くと、「9684、パン持ってこんか」

 「えっ?パン?」

 「そうや、このときのために昨日買っておいたんや、お前の分もあるぞ」
(この写真は、昨夕のコンビニ買出しらしい)


 「・・・・ヤスジジさん、あんやと」 

 うわ〜感激した、さすが戦前生まれの人は違う←(うそです)

 不肖9684、一生ついていきま「以下略

 この時の山崎のクリームパンは少ししょっぱい味がした
 
 それで6人そろってパンをほうばるの図、(ケビンはおにぎりだった(笑)



 さあ、今から2時間なんしょ?←(金沢弁で何しようの意)


 ・・さすが、九州を代表する景勝地、ちゃーんとおっさんがハマる娯楽を用意してあったのだった、


 さて、その究極の娯楽とは?  
てトコで次回へ。





 「ポッポッポー、ハトポッポー、まーめが欲しいか、そらやるぞ〜」

 そう、我々は鳩と戯れて・・いやちがう、


 そうではなく、


 6人は大人の征服慾を満たす、究極の娯楽に興じていたのだ。



   究   極   の   娯   楽


























池の鯉に餌をやる










 楽しみ方

 1、 100円で鯉の餌を買う

 2、 少量を手に取り、鯉のいないところに投げる

 3、 餌を求めて猛ダッシュする様を眺めて征服慾に浸る

 4、 以下、1〜3繰り返し


  注)鯉がいるとこに大量に撒くとエグイことになります。
  注)餌がウコンに似ているからといって食べないでください








 そうやって数時間征服慾を満たした我々は順番が来たのでボートのりばへ。


 ライフジャケットも着用して中々本格的だ

 この辺りになると、半ば競艇、いやいやボートを否定していた自分もワクワクしてきた、


 と、同時に不安感が頭をよぎる


 実は自分は櫓は漕げるがオールは漕いだことが無い・・・

 6人の人選によっては重量面で差が付きそうだ・・



 そんな心配をよそに順番が来た 1槽に3人乗りだ



  1号艇  船長 親分・漕ぎ手 9684・水先案内人 ケビンだ

  2号艇  船長 しもの・漕ぎ手 カトさん・水先案内人 ヤスジジだ


 さあ、あなたは1−2?それとも? ←(ちがうって)



 はっきりいいます、ボートってチョ―難しいっす。

 その1、真っ直ぐ進まない

 その2、どだい後ろ向きに進めるなんて無理

 その3、前方が見えない恐怖(バイクのリアシートに後ろ向きに座るみたい
 その4、水先案内人がテキト―(笑


 途中の滝を何とかかわし、折り返し点へ、帰りは親分に代わってもらった、



 親分は巧みなオールさばきでヤスジジ艇をかわしたが、最後に接触スピンで負けてしまった、


 親分、悔しがることしきり、さすが負けず嫌い王(笑


 陸に上がってからカトさん曰く、
「1号艇、重いのかえらく喫水下がってたよ〜あぶなかったんじゃないっすか?」

       (そういうことは 出港前に言ってくれ)


 いゃあ、楽しかった、でも考えると漕ぐのに夢中で全然景色見てなかったのねワシ・・

 写真で見ると凄いとこでボートのってたんですな・・



 そして親分が仲良くなったおねいさん二人組と別れ、我々は霧島へ


 じつはこの時点で漕ぎ手数名は腕がパンパン(笑

 けっこうグダグダになりつつ途中の道の駅で栗ソフトを食うのであった


 午後の早い時間ではあったが、みんなの本音は、

  「はよ鹿児島行ってビールの飲みてぇ」なのだった。





 鹿児島の夜は更けて・・・


池の鯉に遊んでもらった我々は高速をひた走る

 霧島を横目で見ながら頭の中はすでに宴会モード

 四泊のツーリングで4回とも宴会をするツ―はそうそうない

 まさに盆と正月いっぺんに来たようなもんだ


 「おぉ!黒豚が俺を呼んでるぜ!」
 などとつぶやいているうちに鹿児島到着、九州最南端の県に来たというのも妙に感慨深げであった、

 一行は鹿児島市内のビジネスホテルに到着、意外と猥雑な周りの店舗群がおっさんのハートをくすぐる


 こんなとこで案内なしに突撃してもぼったくられるのは一目瞭然だ、

 ここはスマホのひつじくんでもいいが、ホテルマンさんに情報をもらう


 >9684 「えーと、若いお姉ちゃ(以下略)」←(なことは言わない)


 とりあえずホテルお勧めのお土産やと、居酒屋を予約してもらう、

 さすればちゃんとそこの割引券と、乾杯クーポンがもらえた。


 6時半ロビー集合にして、各人部屋へ、
ひと風呂浴びてさっぱりした後、予約した土産屋へ、
まだ周囲は明るいがすでにポン引きのおっさんがたむろしていた


 各人、家族に気兼ねしてか(笑、 大量のお土産を買い込む、
例によってヤスジジさんは焼酎売り場から動こうとしない


 小一時間で、品定めも終わり宅急便の伝票を書いて終了。

 お土産は宅急便に限るよね、生ものも送れるし

 自分はさつま揚げを大量に買って送りました。



 さあ、いよいよ居酒屋に突入、


 フロントで履物を脱ぐタイプの店だ、むーん、長居しそうな予感


 席に着くと乾杯クーポンの焼酎が運ばれて来た、


  「カンパーイ!」今日も無事故無違反で走れたことに感謝だ←(ウソ付け)

 さて、メニューには旨そうなものが満載、とりあえず刺身からというところで「きびなご」を頼む、


 ・・・「イナゴ?」 いや「キビナゴって魚やろ?」
運ばれてくるまでにバカを言いながらビールをグビリ、
こんな時間が最高に楽しい


 「へい、キビナゴお待ち!」


 小さくぴかぴかした刺身が来た、こっちで言うとサヨリみたいなもんか、

 あっさりして美味かった、


 さて次は気になっていたものを注文した

 中々インパクトのある品名だ、ちょっとグロイ


って次回




 「  ク  ビ  オ  レ  サ  バ  」←(首折れサバ)


なにこのグロイネーミング

  メニューにドーンと書いてあるのだ

  そんなに声高に首の折れたサバさんを唄うのか?

  まぁ、あれでしょ、網にかかってちょっと傷物になったやつでしょ、

  こっちで言うと、足が一本取れちゃったズワイガニみたいな


   なんてことをカトさんと話していると、親分&ヤスジジ和食グルメ両雄の目がキラリと光った

  「なーにゆうとるげん、そりゃ取ってからすぐ絞めたサバのこっちゃ」

  「そうや、すぐ絞めると まんで美味いげんぞ」


  「え〜、そうなん?そういやサバってたいがい酢でしめたやつやね」



  「そうや、だからサバを刺身で食えるってことは相当鮮度いいげんぞ」


  そうなのか、 やはり世の中は知らないことが多い(笑



  ・・・でもねぇ、クビ折れはないっしょ、クビ折れは・・・



  運ばれてきたクビ折れ(←くどい)を食べる、おぉ!なんも生臭ないぞ!

  いゃア 甘くて美味かったですクビ折れ(←しつこい)



 さて、せっかくの鹿児島である、農業立国県だ、ちゅうか、魚介ばかりだと、ケビンが大そう不満げになる(笑


 地鶏の焼いたのと、黒豚の溶岩焼きを頼む

 若いバイトのねえちゃん(とってもボーイッシュ)(自分は男やと思ってた、失礼)

 が、レアに焼かれた肉を持ってきた


 「ん〜鳥?豚?」と確認する間もなくケビンはひょいとつまんで食べちまった、

 ケビン>「OH,美味いね、このチキン」


 9684>「うーん、ど―みても豚やぞコレ」

 親分>「いや、ケビンの親父は肉屋やったらしい、やし鳥やろ」

 9684>「でもどっちにしろヤバないけ、中ほぼ生やし・・」

 ケビンが旨そうに食うので自分も一口食べた、いや、美味い






 数分後「お待たせしました〜溶岩で〜す、これで焼いてくださいね〜」

 9684>「へっ?焼く?もう食べたぞいね・・・」


 店員  >「え”〜(うろたえながら)ま、まァ、無菌豚なんで大丈夫ですけど・・・
残りは焼いてくださいお願いします」


 9684>「で、これって豚ですよね、溶岩焼きの」

 店員  >「えぇ、豚です」


 9684>「ケビンさん、ほら、ポークやって」


 ケビン >「ホッホッホ―・・・」


      やはり、変なイギリス人だ、焼酎ラッパ飲みしてるし・・


 そのあとはさつま揚げや地鶏の炭火焼、かつおのタタキ、
なんか忘れたが死ぬほど食った、(払いも死ぬほど高かった)






 焼酎も2種2本が空き、とりあえず一次会は終了、
そのあとは親分が〆のらーめんじゃあと言うのでポン引き親父をかわしながらラーメン屋へ


 しかしながら食い終わってから地元鹿児島ラーメンじゃなくて
台湾ラーメン店だったのに気付いたのは、一生の秘密だ。





 そのあとは、全員おりこうさんにて、部屋で就寝、明日は6時レストラン前に集合、

 鹿児島の夜は生ぬるかった、

 さあ、明日はゼロ戦だ!


つづく





ゼロ戦


 昨晩はクビ折れサバを堪能した96843、←(まだ言ってる)

 いつものとうり目が覚めたかと言うとそうではない


 めずらしく変な夢で目が覚めた

 内容は、はしょるが、メンバー6人と、
なんと昨日の居酒屋のバイトの子までが出演していた、むーん

 ・・題して、「カレーライスにジャガイモは必要か否か」

 そう言えば宴会で何か真剣に議論してたよーな・・・



 内容を詳しく知りたい方は我がクラブに是非入会を


 変な汗をかいたので(加齢臭とか言うな)ひと風呂浴びて準備をしロビーに降りる

 そうそう、このホテルには各部屋にオヤジのマストアイテムの「ファブリ?ズ」が備え付けてあるのだ

 正に心憎いサービスにオヤジのハート鷲掴みである。


 もちろん、ブーツやヘルメットにたっぷり掛けておいた


 6時の開店と同時に朝食バイキングになだれ込み、各人ガッツリ食べる


 さつま揚げもうまかったが、ご当地の鳥飯(雑水風)が、さっぱりして美味かった、
やるなサンデイズ



 安くて、綺麗でサービスもよくて文句なしの宿である、しものさん、ありがとう

 宴会かなり使ったので、安かったのは、ことのほか嬉しかった←(切実)



 さて、早朝の市内を走り桜島が見える城山展望台に上る、
(こちらでいえば、卯辰山みたいなもの)

 霞がかかっていたが想像以上にでかかった、あんなのが噴火すると迫力満点だ、

 地元のおっさんが「火山灰がそりゃもう大変なのよ」と言っていた

 写真も逆光で残念!



 そして市内を抜け「指宿スカイライン」へ、この道凄過ぎ、
伊豆スカよかイイかも、特に最後の無料区間は痺れました

 一年中こんな道を走れる地元ライダーが、けなるい←(羨ましいの意)

 しかしほとんど他のバイクを見かけなかった?ハテ?


 スカイラインを途中で下り、知覧へ、
ココには特攻隊の教育施設があったと所だ、
海中から引き揚げた零式戦闘機が展示してある




 自分は純粋に機械としての零式に興味があったのだが、
記念館を見て回るうち内に実際に若者たちが散って行った
「特攻」という行為に打ちのめされた

 さぞかし無念であったろうに、少々ブルーになった96843であった。


 そのあとは又気持ちのいい道を繋ぎ、開聞岳へ、
駐車場でヘルメットを脱ぐとやけに耳に響く音が・・・・

 「え?、セミ鳴いとるし・・」

 そうなのだ、この日はかなり暑く、
セミは鳴くはハイビスカスは咲いとるわで南国ムード満点だ、


海峡を挟んでそびえ立つ開聞岳をバックにパチリ


 さあ、後は山川からのフェリーに乗るだけ、
午後には対岸に着くって寸法なのだ

 ひなびた魚市場を通り抜け、フェリー乗り場へ、
まだ1時間以上もあるしバイクも5台ぐらいしか待っていない、
正に予定どうりだよとうちゃん。


 しものさんが誘導員と何か話している、


 ・・・・「えぇ???!マジ?」っとしものさん、

    どーした、何があったのか??           

                        っと次回に



 山川港フェリー乗り場にて・・・


 誘導員のおっさん曰く

 「いやあ、バイクはあと一台しか乗れんのだわ、
車も半分は前便の持ち越しなんで・・」

 ・・・バイク6台しか積めないフェリーってどうよ?・・・


 お先真っ暗になったがこの時点でしものさんの頭脳はフル回転していた





















  「よし!」

 おぉ。答えが出たようだ、さすがだヒューヒュー



       「腹が減ったのでとりあえず飯を食おう」

 ・・・・そだね、腹が減っては戦が出来んバイ


 近くの道の駅山川(最南端らしい)にて昼飯を食べる

 しかしまあ、凄い人出だ、皆争うように現地食材を買い漁っている


 テラス横の席を確保、各人魚介系の丼を注文、
自分は鰹ヅケ手ごね丼を注文、ココ山川は鰹節で有名らしい、
後は御当地山川コロッケをしものさんと分けっこした



 丼もフツー、コロッケもフツーであったが味噌汁は美味かった

 (例によって、魚介苦手なケビンさんは海老フライカレーを食っていた)
                ↑
         エビフリャ―は好きみたいっすね


 飯を食っていると件のフェリーが入港してきた「ちっちゃ、あら無理だわ」


 食いながら二人で荒いルートの検討、
そしてしものさんは食い終わるや否やテラスにて
パソコンで検索しながらルート決定作業、さすがである


 なんとか高速繋ぎで宮崎には定刻に行けそうだと判断、そして出発

 またもや指宿スカイラインを堪能し鹿児島ICに。



「そういや去年のソロツーの時も道に迷ってやまなみハイウェイを往復したなァ・・」と思いだした96843であった


 基本重量車ツ―は同じ道を往復しません、ハイ


 そのあとはゆずソフト(これは美味い)を食ったりしながら宮崎港へ



 少々早く着いたが乗船手続きを済ませて駐車場でのんびりとだべる



 やはり予約が可能なフェリーが安心、
実は往路で自分が乗った(八幡浜→臼杵)のオレンジフェリーも
予約可能ということで決めたのだ、

 そのほかのやつは「早めに来てもらうしかありません」って、
高千穂のボートじゃないんだから参るよね


 トレーラーの積み込みが終わり、お次はバイク、
駐車場で振り向くとかなりの台数がいた、大多数がおっさんだ(笑

 
 ハイ、部屋は2等寝台2ベット、
もちろん重鎮(誰とは言わない)は下段、
若者(笑)は上←(あくまで比較論です)


 部屋に着くないなや、新人(ワシ新人)は着替えを持って部屋を飛び出す、

 重量車クラブの鉄の掟により(冗談です)新人は、ダッシュで風呂に入って、
そのあとレストランの場所取りをしなくてはならないのだ、

 例によって芋洗い状態の風呂を済まし、レストランへ、
予定どうり壁際の席を確保、コレで新人の役目終わりホッと一息。

 
 程なくして全員がそろい、とりあえずビールで乾杯だ、


このレストランは割と洋食寄りだったので、
ケビンさんは親の敵のように海老フライと、鳥からを、取ってきていた(バイキング)



     とはいえ、焼酎もガンガン飲むしやはり変なイギリス人だ

 


 いつものごとく閉店の案内があるまで居座り、デッキをぶらついたりしながらご就寝、

 今回は外洋(太平洋、高知沖)を通過するので揺れを感じた

 それでもフェリーはゆったりと落ち着くので大好きだ、

 クラブに入らなかったらフェリーなんて未体験で終わったかもしれない、

 そんな意味でも重量車クラブの仲間に感謝である、


 最後の晩は色んな事を考えてしまうセンチメンタルな自分



 「さらば九州またくっど?」



 おやすみなさい




 最終日は必ず来る


 特別に目覚ましをかけなくても4時過ぎには目が覚める

 外はもう薄明るい

 そっと抜け出してデッキへ出る

 左右に陸地が見える

 このまま港に着かないでほしいと思う自分がいた


 6時頃には皆起きだし、上陸の用意をする、
皆寂しさを紛らわすためかいつもよりバカ話が多い

 そうこうしているうちにフェリーは大阪南港に接岸、スロープを下るとココは大阪


 しかしながら現金なもので、
こっから金沢までのツーリングだと頭を切り替えるとブルーな気分は払拭される、
今日はたっぷり山の中を駆け巡れるかと思うとテンションが上がる、

 バイク乗りってほんまにアホだよなぁ  ←(あんただけや)


 お決まりのマックで朝食後、給油、高速伝いで神戸三田あたりへ


 道の駅の栗ソフトで充電後、ワィンディングロードに6台が解き放たれる



 インテRを抜き

 どっかのグループをいなし

 隼を黙らせ

 ミニOトを無視して ←(さて誰でしょう)


 あっという間に名田庄に着いた


 ここからも気持ちのイイ道が続く、程なくして小浜へ到着


 梅街道を爆走後敦賀のココスへ滑り込んだ



 少々混んでいたのでレジの横で待つ


 昨今のはやりか、食材の産地が説明してあった


 牛肉   アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・その他

 豚肉   アメリカ・タイ・日本・その他

 野菜   ベトナム・オーストラリア・フィリピン・その他




 ・・・・その他ってどこやろ?多分全部その他の国で作ってるんじゃない?

 正直に0国って書きゃあいいのにねぇ



 最後の昼食は全員肉を食った(なんでやろ?)

 特に最後にステーキをほおばってたケビンさんは御満悦であった←(毎食肉OKらしい)


 

 さて、腹も膨れたし、後は北陸道を駆け上がるだけである


 追い越し車線のプリウスにキレ

 なにわナンバーのステップワゴンをかすめ

 アルファロメオをおちょくり

 BMW540を指導して・・・・


 6台は無事徳光SAに到着した。




 楽しかった九州ツーリングも無事に終了、お疲れ様でした、

 最後に焼酎を回し飲み(中は水) ぷはぁうめェ



 今回は天気もサイコー、食いもんもサイコー、ハプニングもサイコー(笑


 みんなありがとう、本当に楽しかった、最高でした、次回もよろしく。



 自分はココで下りるので、みんなを見送ってから徳光を出る




 家に向かう道中でふと思った

 そういや今回のツーで一度も体の疲れを感じなかったわ、
一番腰痛なんかを心配しとったのに4日間まったく気にならんかったわ

 これってBMマジック?

 
 ・・・なら一番の功労者はこいつ(RR)だよなァ、あんやと。

 
  家に着き、ヘルメットを脱ぎ深呼吸、


  「やっぱり家の空気はうまいよねぇ」

                         おしまい。


 

  



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