別冊 2008年紀州座禅ツーリング 96843編

 5月3〜5の2泊3日で南紀の方へツーリングに行きました。
クラブの方より写真を頂きましたので、ちょろっとエピソードを交えてレポートしていきたいと思います。


2008.5.3(祝)
 

 重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版その@

 題して 「サーキット行くんか、???」

 明日のツーリングに向けて準備を済ませて後は寝るだけとなった96843.

 一度はベッドに横になったもの、どうしても寝付けない・・
 そりゃそうだろう、なんたって、夢に見た2泊3日の20年ぶりの泊まりツーリングである。
興奮しないわけがない・・・バイクもOK,仕事もケリを付けた・・・・・ノープロブレムのはずだ。

 しかし何かちょっと気持ちに引っかかるものが有る・・・・

 なんだろう? なんだろう?・・・・・・必死に自問自答する96843.
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                    ・
                    ・
         わかった、  あ  ・  れ  ・  だ。

 午前2時、ガレージにドリルの音が響き渡る。


  マーニ 「夜中になにやっとんげ?うるさて寝られんがいや(怒」

 96843 「やかまし、これやっとかんと、不安で不安で寝られんがや!」

 マーニ  「何しとるげん??」

 96843 「ドレンボルトとフィルターと注油口のワイヤーロック」

 マーニ  「明日からサーキット行くんけ?そのVFRで??」

 96843 「なーん、座禅ツーや、よし完了、これで寝れるわ」

 マーニ  「・・・・・・(小声で)こんなアホやとは思わんかった・・・」

 すっきり爽快、出発まであと1時間、熟睡できた96843であった。





 題して 「そりゃ、その辺の雑草やぞ、絶対。」

 徳光SAを出発、北陸道〜名神〜新名神をへて、ちょっとトラブルも有ったが、信楽で下道に下りる。
 途中素敵なログカフェが有り、そこで休憩を取ることに。

 7人のメンバーは、おもいおもいの飲み物をオーダー。オレジューとか、麦茶とか、コーヒーとか・・・

 そんな中でヤスジさんが「なんたらハーブティー」(わすれた)を、オーダー。

 しばらくすると「なんたらハ(以下略」がうやうやしく運ばれてきた。

 砂時計を置かれて「砂時計が終わったら飲み頃です」とのこと。ん〜リッチ。
大人のツーはこうでなくっちゃと全員が凝視。

 あたりに高級ハー(以下略)の香りが漂い、砂時計が飲み頃を示す。

 ハーブをカップから取り出し、目を閉じてハーブ(以下略)を味わうヤスジ氏・・・


 恍惚の表情でハーブを楽しむヤスジ氏の横で、出がらしのハーブを凝視していた師匠が一言・・

 「ヤスジさん、これぜって〜その辺の雑草やぞいね、ほら変な虫みたいがもおるみたいし・・(いません)」

 ヤスジさん、表情複雑・・・

 ・・・やっぱりおっさんのツーはこうでなくっちゃ!





題して 「あんたら、何しに来たげん??」

 無事、吉野山〜高野山を拝観し、一日目の宿、宿坊「一乗院」に到着した一行。

 宿坊とは要はお寺。そう、我々は日々の喧騒から逃れる為わざわざお寺に泊まるのだ。
 そして、あすは「座禅」を組むのだ、うむ、これぞ大人のツー。

 常日頃、交通社会の模範走行をしている我々に相応しい宿泊地ではないか。

 (だれよ、そこで笑ってるのは・・)

 さて、当たり前だが、玄関では、修行僧が出迎えてくれる。

 「お世話になります」といいつつ、だれぞはちらりとビールの自販機をチェック。←(お寺です)

 部屋に入って着替えたらさっそく風呂に突入。はァ〜極楽極楽←(お寺です)

 風呂から上がって夕食まであと15分。

 たったの15分が我慢できない酒飲み集団。

 チェックした自販機で即座に0〜0を購入。

 修行僧が「お夕飯の支度が整いました」と案内に来た時点で、500×7本はほぼ空に・・・




 修行僧はにこやかにしていたが、心の中でおもったに違いない。
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       「あんたら、何しにきとるげん」??  ←(金沢弁訳)

 さて、宴会、いや夕食。一乗院の夜は更ける〜(って、まだ明るい。5時だもん)







重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのA

 題して「コレはトラップに間違いない」

 さて、ほぼ15分で飲んだくれた酔っ払いは精進料理に突入、
鰹節さえ使ってないという本物の料理に舌鼓を打つ、

 美味い。 美味いよな〜如何にに平素ジャンクフードを喰ってるかが解る。

 じぶんとヤスジさんは熱燗で一杯。 ビールもいいけど日本酒もグ〜。


 実は到着後、部屋割りがあった。

 自分はうさぎちゃんのように控えめでおとなしいので、大人しいグループの部屋だと確信していた。

 しかーし、その確信はさぶろう親分の一言で打ち砕かれてしまった

 「96843は初参加なので、酒乱部屋にいってもらいます」

 ・・「へっ、しゅ、酒乱部屋っすか?」

 「うん、もれなく、いびきと、寝言付きやぞ」と親分


  なんてこった、家では天蓋付きのベットで、
ばあやに子守唄を唄ってもらって寝ている自分が酒乱べやですとォォォ・・・

 親分の命令は絶対である。耳栓をして寝ようそうしよう。(してません)

 あとの2名のルームメイトはお察しのとうりの・・以下略。

 

 さて、料理も平らげ、部屋え戻るも落ち着くわけが無いご一行。
下駄を借りて、高野山門前町に繰り出すも、薬屋と、数珠やしかあいてない・・・・(マジ)

 しものさんが、遠くの方に、なにやら怪しげな看板を発見!

 とりあえずそこに行ってみるが、そこには店は無く、細い路地の奥を指している。

 数人は行く気120%だったが、その路地の奥に又看板があり又右奥のもっと狭い路地を差している・・・

 
 だれともなく、「これぜって〜トラップやぞいね、店名も怪しいし」・・・

 拉致されて、ぼったくられるかもよ〜と、意見が一致し、コンビニでつまみを買って、退散。

 しかしどのみち時間的に無理なんですよ、だって、門限9時だもん。←(お寺です)

 閂付きの山門に締め出されないようにほうほうの体で逃げ帰った一行であった。





 題して 「クラッチワイヤ〜交換やな。」

 さて、酒乱部屋=宴会部屋という設定なので、
みんなでごろごろしながら親分持参の「五郎島金時」なんぞをチビリ。 
ん〜極楽 ←(お寺です)
師匠はあいかわらずビール一筋、すでに数本が空に。


 そのうち一人減り、二人減り、おやすみモードになり、師匠はコタツと壁の隙間で寝てしまう。

 風邪を引きそうなので(ちょっと寒かった)ヤスジさんが師匠を起こそうとするが・・・


 ヤスジ 「O戸さん、起きて布団行かんと風邪引くぞいね」

 師匠  「な〜ん、大丈夫や、たぶんクラッチやな」 ←(寝てます)

 ヤスジ 「??? 何言うとるが?起きまっしま」

 師匠  「やっぱりクラッチや、ワイヤー替えれば治るわ!」  ←(寝てます)

 ヤスジ 「ありゃまいったなー、O戸さんってば、」

 師匠  「こんでバンバンや、大丈夫!大丈夫!」  ←(寝てます)


 96843 「ヤスジさん、起きんし、布団掛けてしばらくしたら、Oとさん、治ったわって、言ってみんけ?」

 ヤスジ 「そやな、そうすっか」

        ・
        ・
        ・
 自分は記憶に無いのですが、その後ヤスジさんが「O戸さん治ったわ!」って声をかけたとこ、
しばらくして「そうか!」といって起き上がり、布団に入ったそうです。

 んー職人やね〜(笑

 翌朝はやっぱりイビキで目が覚めましたケド・・・・・(だれとは言わないが・・)





2008.5.4(日)
2日目です。



重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのB

題して 「瞑想は、妄想に勝てるか?」

 
 昨晩、あんなに飲んだくれたにもかかわらず、←(約3名) 
5時予定の朝練に間に合うようにパッチリ目を覚ますところが素晴らしい。

 (今回の朝練は、徒歩で近所のお寺を廻ります)  ←(うーん、高尚だ)

 勝手に山門の閂を外して脱出、博覧強記のしものさんのあとをぞろぞろ歩く。


 約一時間ほど廻り、次は朝のお勤め、(お寺ですから)

 焼香もさせられたが、殆ど寝てました(お経がBGM)

 さて、朝食の後はいよいよ待ちに待った?「阿息観」である。

 (ほんとは座禅とは全く違うが、まあ、見たところ座禅のようなので、・・以下略)

 
 部屋に入ると2列に座布団が並べてある。

 前列は7枚。
 
 後列は11枚。

 普通は遠慮して後列に座るが、「これ、人数に合わせてあるがんない?」ということで、

 我々煩悩集団は前列に座る。


 後の11人はどんな人かな〜?と思っていると、がやがやと女性の声・・・


 な、なんと、うら若きねーちゃん(死語)が11人も入ってきたよとうちゃん!


 なーる、コレで読めた、我々の様な煩悩集団を前列に設置したワケが・・・・


 目の前にぷりぷりの尻が11個も並んでいたら、んなもん、瞑想どころでじゃねえ!



 うーむ、やるな、坊主。


 しかしながら、後ろにギャル(死語)がいるというのもこれはこれで落ち着かない。

 本来は、そんな妄想等を超越して、大宇宙と一つになる瞑想法なのだが、
結局足の痺れに気を集中してしまい、大気圏をも越えられなっかた・・・・(??)

 まあ、呼吸法は会得できたので、コレで由としよう。


 その後は走行準備をして、「一乗院」の前で、パチリ。


 お寺にバイクという組み合わせを道行く人々は怪訝そうに見ていった・・・


 さあ、二日目のスタート!

 目指すは「高野龍神サーキット」 ←(違います)     続く。










重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのC

 さてさて、一行は高野山前を通過、名高い高野龍神サーキット ←(ちがいます)に突入。


 題して、「親分、タイヤとけとるし〜」


 前を行くルマンUを睨みつけ、負けじとこちらもフルバンク、
コーナーが裏切らないからどんどんスピードが乗る、

 さっきから左右ともエキパイの削れる音が聞こえる、とにかく楽しい、イイ道やね〜

 こんな道路が只なんて、イイ税金の使い方してるよね、全く。

 途中ちょっと邪魔が入ったが、無事中継点に到着、




一服して今度は下りを満喫。

 昼食に道の駅に立ち寄ると、恒例のタイヤチェック。


 確か親分新品タイヤ履いてきたはずやしと、覗き込む・・「げげ〜〜〜」

                ・
                ・
                ・
   「親分、タイヤ溶けとるがいね・・・」



 これ、普通のツーリングタイヤなんすけど・・・・(汗” 

 親分、流石の開けっぷり。






 題して、「3桁国道は気持ちイイ」


 サーキット(違います)を満喫し、渋滞を避けた一行は今度は3桁国道に突入、

 いやあ、こっちはこっちで楽しい、舗装は荒れ放題だし、ガードレールは無いし、
対面通行だし、落石はあるし、しまいに苔むして路面が緑色だし、ブラインドだし・・・

 ずーっとスラローム競技をしているみたいでした(笑

 こんなときはアップハンのVFRの本領発揮である、もう楽しくて楽しくてしょうがない。

 セパハン組は大変でしたけど・・・

 途中日陰で一休み、眺めがよくて空気も美味い、何より車がいないのでストレスゼロ。

 しものさんに感謝感謝です。


 さて、一行は次は潮岬に向かいます、ココまではトラブル無し、

 潮岬の後は国民休暇村で宴会突入か!って。




   ・・そーは問屋が卸さないのYo〜〜〜     続く。
.









重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのD

 さて、無事市内で給油も終え、後は休暇村の宴会に突入と相成った一行。

 しかしそんなスムーズにことが運ぶなんてしゃらくせいとばかり、ルマンUがストール。

 


 題して「今でもあるんや〜」

 宿までもう少しの交差点でストールしたルマンU、セルは廻るがエンジンが掛からない・・

 皆で路肩にバイクを停めて、いろいろ試みるが原因不明?

 たまたま今回は「B」のプラグレンチが無かったので、(ほとんど皆「D」)なので、
親分が一っ走りスタンドまで借りに行った、頼りになります。

 自分は色々想定してホームセンターの場所を聞きに近くのコンビニに、

 手ぶらで聞くのもなんなので、ジュースでも買うかとふと見ると、イイ物が・・

 人数分買って戻り、しばしの休息、いまでもあるんやね、「ホームランバー」


 親分の奔走と、師匠の診断のおかげでルマン2も復活!

 道行く人々にはアイスをなめている異様な男集団に見えたでしょうねぇ・・・・





 題して 「このために生きてるんやぁ〜〜〜〜」


 そして無事に2日目の宿の国民休暇村に滑り込む、エライ立派ですがなココ

 部屋で着替えると、さっそく今日は太平洋が望める露天風呂に突入!
壷湯なんかもあって、とてもイイ風呂でした、

 やっぱり仲間と風呂場でどべ〜〜〜っとだべるのがいいんだよね〜ホント。

 風呂から上がり、やはり宴会前の30分が我慢できず先ずビール。

 宿に付いてもお茶と茶菓子食わないでビール飲んでるんだもんね、全く(笑


 さて、


 さて、

 
 さて、


 もーがまんできません、座禅ツーのハイライト。豪華船盛宴会(鯨付き)のスタートです。

 まあ、酒乱部屋組(だれとは言いませんが)は、
とうにフライングスタートをかましていますんで、もう既に興奮状態です、ハイ。

 「見てください、この師匠とヤスジさんの嬉しそうな顔」


 これ以上のしあわせはねえよ〜〜〜〜〜〜〜〜ってとこですね。

 豪華船盛も登場して、いやあ、呑むわ呑むわ、鯨も美味ゃ〜(感激)


 中ジョッキ何本開けたかな〜〜〜ん〜記憶に無し・・・

 我々の周りから他の宿泊客が消えたあたりで〆の飯。

 これらはセルフで喰い放題だがフルーツとかも有って中々美味い。

 宿の手配をしてくれた親分に感謝。いやあ、素晴らしかったですハイ。

 そのあとは又飲んだくれて、夜が更ける。

 明日の朝錬は5時に露天風呂だそうだ、さて、我々に朝日はほほえむか〜〜〜〜〜って、続く。


 PS 宴会で親分の苦手な食い物を知って一人ほくそえむ96843であった・・・(うひひ♪)





2008.5.5(祝)
3日目です。



重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのE

 さて、ツーリングの最終日の夜が明けて、朝練(朝風呂)には3名ほど参加。

 残念ながら、どんよりと曇り、太平洋からの朝日は拝めませんでした、合掌。

 バイキングの朝食を取り、宿を出発、那智の滝へ向かう途中で本降りに・・・


 路肩でカッパを着込み、那智の滝と、那智大社を参拝・・と文字で書けば一行だが、

 そらもうすごかった・・・・



 題して  「ママ〜あのおっちゃんら何人?(なにじん?)」

  ココまで来たのだからと、那智の滝を拝もうと、みんなで歩く。

 もちろん、カサなんぞ持ってるわけが無いので、メットは被ったまま、合羽姿で歩く。

 歩くと言うよりは、引力に引きずられて階段を下る。

 下っていく下のほうが、霞で見えないが上がる気力も無いので下る。

 カッパの中が蒸れ蒸れだけど下る。

 メットの中も蒸れ蒸れでメガネが曇ってきたが下る。

 下る。

 下る。

 まだあんの?

 もういや、

 



 ・・つ、着いた。

 
 色取り取りのメットとカッパを羽織った場違いな宇宙人が7名。

 な〜んか、カッパの隙間から湯気たててるし〜。

 気を取り直して滝をバックに写真を撮った。




 ・・そのとき小さい声が聞こえた。

 「ママ〜あのおっちゃんたち何人?」

 母親がびっくりして娘の口を塞いだのが見えた。

 見えた・・・・ただそれだけ。

 「宇宙人だよ〜」っとおどける気力すらありませんでした・・ハハ


 さて、今度は上りだ。

 霞が掛かって先がよく見えない。

 気のせいか、死んだばあちゃんが手招きしているのが見える。

 そうか、これが極楽浄土への階段なんだ。

   ・
   ・
   ・
 上りきっても極楽は無く、その先には〇〇が待っていたのだぁああ!



  蒸れ蒸れで不快指数200%のまま。次回へ。







重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのF

 ほうほうの体で、なんとか霞の中より地上に戻れた7人の宇宙人。

 
 96843 「しものさん、次はずーっと上っすか」

 しもの  「うん、まあ、ちょっと。あの霞の上。」

 どれだけ目を凝らしても霞で見えない天上にその大社があるという。
ここまできたら行くしかない、これぞ大人のツーなのだ・・・

 
     ・
     ・
     ・
 霞で先が見えない階段をとりあえず百段ほど昇った。

 踊り場が見えた

 嬉しくて最後は2段飛びで上がった。

 踊り場に付いてやれやれと右を見ると霞の先に又石段が続いていた・・・

     ↑
 (以下、3〜4回繰り返し・・・)


 
 不快指数468%に達する直前に、那智大社にたどり着く。

 霞の中で燦然と輝く本殿はとってもゴージャス、さすが世界遺産・・・


 なんてことはどーでもよく、無料のお茶の方がありがたかったっす。

 休息所でしばしボー然の7人。


 天気良かったら、たいそう眺めが良かったろうと思うが、天気が良くても2度と上がるのヤダ。

 記念写真を撮って、幻想の天上世界から下界へくだる我々。




 相変わらず雨は降っているが、次の目的地へ向かう、


 なんか今日は平和だなーと思っていたが、ちゃーんとオチが用意されてました。

 あれだけ行く先々で願掛けたのにね〜ききめ無いじゃん・・・

                           そのGにつづく。






重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのG

 修行僧のように、下がって上がって、上がって下がってと何百段という石段を制覇した重量車クラブの面々。

 バイクに乗せればがんこ速いが、こんな状況では青息吐息。

 平均年齢四十後半だもんね、しゃ〜ないっす。

 本日の予定は大社巡りということで、がんこ飛ばして速玉大社へ。

 ここは平地なのでとっても楽。



 
  
 題して、「神様は見てるのだ、やっぱり。」


 山門をくぐって本殿に向かう。

 燈篭の傍に、綺麗な衣装を纏ったギャル(死語)が二人



 最初は「何かある・・」と、遠巻きに見ていた我々だが、意を決して、親分が交渉に行く



 さすが親分、漢の中の漢です。


 親分  「ハウ、ア〜、ユ〜? OK?」    ←(うそです)。


 ・・なんでも無料で写真に入ってくれるそうだ。


 親分  「オ〜、イエィ、」 商談成立。   ←(んなこと言ってません)


 ・・で、めでたく師匠を交えて美女と〇〇の記念撮影。



 自分はシャイなので、遠慮しました、
          
 (どーせ、また尻見てただろ、とか言われるし〜  まあ見てたけど・・)


 しかし神様はちゃんと見てるんですね〜、ちゃんとオチを用意してあるところなんざ、流石です。


 満面の笑みを浮かべた2人はその後のオチをしるよしも無かったのであった。

 (もちろん、他のメンバーも知る由も無いのだけど・・・)


 駐車場に戻ると佐伯さんが、あるところにある物を発見!


 「〇戸さん、泡吹いとるじ?」  なんや、カニでも居るんか(謎???

  と、次回持ち越し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜続く。








重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのH

 はい、いつまでひっぱるんかい?と、突っ込みを入れられそうな、レポート。

 たかだか3日間にこないに出来事があったとは、いまさらながらに驚く次第。

 しかしながら、もう最終日、もうじきゴールですがな、ハハハ・・・(意味深)


 さて、ギャルとのツーショット撮影も終わり、駐車場へ戻る

 佐Oさんが、「〇戸さん、リアタイヤ泡ふいとるわ・・」


 ・・・・ありゃまあ、リアタイヤに「ぶすっ」っと一刺しが・・・・・


 見事ですね〜すごいですね〜溝の無いピレリのディアブロコルサプロ(だっけ?)



 溝の全く無いこんなタイヤで土砂降りの中ツーリングってのが(以下略)

 本人(〇戸さん)、休息のたびに自分のタイヤ見て、
「いや〜ヤバイよなー、まずいよなー」なんて言ってましたよ、えぇ。

 *今回再認識した事実*

 「〇戸さんは走りだした途端、都合の悪いことはみんな忘れるらしい・・・」


 ・・・でなけりゃ、あんな走りしませんわね、しものさんを煽ってるし・・(汗”

 っと、話がずれた、とりあえずパンクだ。

 普通のライダーなら慌てるが、キット持ってるんで、ぶすっと差して、スタンドでエアだけ借りてシュ〜・・・

 ん〜つまらん。全然ドラマチックじゃないよな〜 (日常業務)

 はっきり言って、こんな溝のねえタイヤで走る方がよっぽどドラマチックですよ。


 さて、一行は最後の大社巡り、熊野大社へ到着。

 ココも石段が有ったがとりあえず霞が掛かっていなかったので、(くどい) 何とか上りきって参拝。
 これで、日帰りツアー並みの大社巡り強行軍は終了、腹減った〜と昼食をとるため喫茶店へ入る。

 カッパお断りと書いてあったが半ば無視してドカドカと入場。

 席に着き、しばしメニューをながめること3分。

            ・
            ・
 一人が、「あ〜わし、うどん定食でエェわ・・・」   と、ぼそり。

            ・
         「わしも」

            ・
         「わしも」


  マジで疲労困憊の一同、しかしここらで場を盛り上げるのが最年少の自分の使命だ!

 96843 「じゃあ、ワシ、焼きソバ定食にします!」

            ・
        「んじゃ、ワシも・・・」
            ・

         「ワシもそんでええわ・・」
            ・
            ・
          以下無言(笑

  さて、運ばれてきた定食2種


  うどん定食。


  焼きソバ定食。


  うーん、凄い。 どちらも炭水化物ほぼ100%・・・・

 とりあえず腹は膨れました、次に目指すは大台ケ原!

 って、まだ走るんかい・・     ←言うな

 
 すごいよな〜もうその10だって・・・(笑


 

 

重量車クラブ座禅ツーリング、ダイジェスト版そのI

 書いている本人が一番驚いています。

 よくもまあ、いろんなことがありました、今回の座禅ツ〜

 さてさて後は、「日本百名道」と言われている「大台ケ原」へ駆け上がり、
後は全開で金沢へ帰るという予定です。

 もちろん、無事故無違反で、帰ることができましたよ、えぇ。


 とりあえず、炭水化物で腹を膨らませた一行。

 生乾きの路面を駆け抜け、「大台ケ原」の取り付け道路入り口に到着。

 96843 「しものさん、どーみても、災害復旧工事の取り付け道みたいですケド・・」

 しもの  「ん〜でも、ここなんだよな〜 たぶん。」


 まあ、行って見るべぇとつづら折の林道を駆け上がる、
相変わらず、先頭2台はフルバンク、よーやるわ、(笑

 自分は路面が生乾きなので、すこし躊躇していたが、
先頭二人がこけないなら大丈夫だろうと、3合目〜8合目まで、「だろう運転」になってしまいました。

 う〜ん、相当疲れとるぞわし。

 頂上付近では流石に霧がひどく、視界5mほどに・・・

 頂上のビジターハウスでさしものつわもの達もぐったり休憩。



 晴れていたらさぞかしイイ景色だったろうな〜と未練いっぱいで下山。

 (でも、晴れていても、たぶん路面しか見てないとおもわれ・・)



  信楽にたどり着き、最後の給油を済ませ、信楽インターで、新名神に乗る。

 もう5時も回りあたりは暗い。

 ココまで来れば、もう楽勝!賎ヶ岳で合流と打ち合わせして、
バラバラで高速に乗ったのが悲劇の始まり。


  「ん〜やっぱり、新しい高速は走りやすいな〜」
               ・
               ・
               ・
          しばらく走って
               ・
               ・
  「ん〜立派なトンネルやな〜横風が強いから助かるな〜
               ・
               ・
  「ん〜でも、あんな立派なトンネル有ったかいな??」
               ・
               ・
  「ん?土山IC? そんなもんあったっけ??」
               ・
               ・
        だんだん不安になってきた、
               ・
               ・
  不安にかられた自分の目の前にその標識はライトアップされていた。

  『東名阪・亀山IC・,鈴鹿方面』

   
  「え”ぇええ〜〜〜す・ず・か!!!!」   (脱力)


  ・・・やっちまったよ、とうちゃん、こ・う・そ・く・ぎゃくそう。(涙

 路肩で脱力160%の親分、ヤスジ、96843

 「じゃあ、下りて亀八でも食いに行くか」なんて冗談も出ず、Uターン。

 一応メールを打つが、走行中なので返事も無く黙々と走る。

 しかもものすごい風と雨でつらかった、自分はスモークシールドなので、最悪。

 渋滞の名神を抜け、北陸道に、ほどなく賎ヶ岳SAに到着。

 96843 「すんません〜やっちまいました・・」

 96843 「あれ?一人足りなくないっすか??」

 しもの  「いやね、そっちからのメールの後で、O戸さんからも、
『いま鈴鹿です、先に行っててください、ごめんなさい』って、メール入ってたんだよね・・・・」

 一同   「・・・・・・・・また、宴会ネタが増えた・・・・」

 合流できるかもしれないので、レストランで10時ごろまで時間を潰す、

 メールがあって、師匠はもう尼御前だという。

 なら我々も出発だと言うことで、徳光SAのゴールを目指す。


 さすがにスモークシールドだと前が良く見えん・・・

 敦賀〜今庄の高速コーナーをよたよた走っていると、ルマンUに「ブン!」と抜かれた。

 さすがアウトストラーダの王者、実にカッコイイ。

 しばらくはじっと我慢の子で、武生〜福井北のストレートまで追走。

 直線部分で勝負を掛ける。

 跳ね上がるタコメーター

 前を行くルマンUと親分のVFRを射程に納める。


 ルマンUがナンボ王者だとしても、負けることは許されない。

 OHV2バルブなどという、耕運機に毛の生えたようなエンジンには負けられない。
     (ヤスジさん、すんません)

 こちらはハイメカのDOHC4バルブ、V4のカムギアトレインなのだ。←(かなりハイ)


 直線番長よろしく2台を抜き去る。 ←(もっとハイ)

 気分最高で、疾走中の96843。
          ・
          ・
 ・・しかし、彼はその時大きなミスをしてしまっていた・・・
          ・
          ・
 ・・そう、VFRを駆る親分の秘密のスイッチを押してしまったのだ・・・



 追い越し車線で我世の春を謳歌していた96843。

 ふとミラーにライトが映る。

 さらにアクセルをひねるが離れるどころか、ツリ目のライトはみるみる大きくなってくる・・・(汗

 O開で逃げるが、完全にロックオンされる(大汗”

 並ばれる間もなく、「スッ!」っと遠ざかって行く三角のテールランプ・・
 
 ・・・・・「やられたァ・・・」全身の毛穴が開く。

 みるみる小さくなるテールライト。

 ああ、役者がちがうなァ・・・


 そして程なく、徳光SAに到着。

 あまりの力量の差に、「ごめんなさい、もうオイタはしません」と土下座する96843(笑



 そして、皆も到着、雨も上がり星が見えます。

 お互いの無事を讃え合って、ここで解散。

 疲れたけど、皆さんイイ顔してます。


 楽しかったです、面白かったです、美味かったです、気持ちよかったです、最高です。


 重量車クラブのみなさん、 みなさんと知り合えて良かった、

 ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。



 ツーリングのレポートはこれで終わりです、次はどんなつーになるかな〜。


 長い駄文、読んでいただき、ありがとうございました。



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